院外活動スタッフコラム

パンプスで足が痛い… その痛み、我慢しなくていい理由があります 〜運動療法・足部計測・オーダーメイドインソールで、一緒に考えてみませんか〜

2026.5.27

「今日もパンプスか…」と、朝の玄関でため息をついたことはありませんか?

仕事で毎日パンプスを履かなければならない女性は、日本全国にたくさんいます。

接客業、医療・看護職、金融・不動産、ホテルや航空業界、法律・会計事務所など、「きちんとした身だしなみ」が求められる職場では、パンプスはほぼ必須アイテム。

でも、仕事が終わって帰宅したとき、足の痛みや疲れでぐったりしている方も少なくないはずです。

このコラムは、そんな「パンプスを脱ぎたいけど脱げない」あなたへ。

足の痛みが起こりやすい理由、今日からできる対処のヒント、そして専門家として私たちにできるサポートについてお伝えできればと思います。

 

1|あなただけじゃない。パンプス女子の「あるある」な悩み

まずは、パンプスを履く仕事をしている女性たちのリアルな声をご紹介します。あなたも「わかる!」と感じるものがきっとあるはずです。

 

😖 靴の中で足が滑って、つま先が痛い

ヒールがあるパンプスだと、どうしても体重がつま先に集中します。歩くたびに足が靴の中で前にずれ込み、小指や親指の付け根に強い圧迫感が。午後になればなるほど足がむくんで靴がきつくなるのも定番の悩みです。

 

😖 外反母趾が悪化してきた気がする…

「最近、親指の付け根のあたりが出っ張ってきた」「靴を履くと親指の内側が痛い」。それは外反母趾の痛みかもしれません。パンプスのような先の細い靴は、外反母趾の痛みの要因の一つとなり得ます。

 

😖 かかとが痛くて歩くのがつらい

ヒールの高いパンプスだと、足底の体重がかかる部分が変化するため、アキレス腱や足底腱膜への負担となり得ます。これにより「足底腱膜炎」や「アキレス腱炎」が発症してしまう可能性があります。

 

😖 魚の目・タコができてしまった

靴や歩き方により、足の特定の部位に繰り返し圧力や摩擦がかかることで、皮膚が硬くなり「魚の目」や「タコ」ができ、痛みが生じることがあります。

ケアをしても繰り返し、「魚の目」や「タコ」ができる場合、靴や歩き方の影響があるかもしれません。

 

😖 仕事が終わると足がパンパンにむくむ

夕方になると靴が脱げないくらい足がむくんでいることも。ヒール靴は足首の動きを制限するため、ふくらはぎのポンプ機能が弱まり、むくみを悪化させます。

 

😖 それでも、パンプスを履かなければいけない

「職場のドレスコードだから」「お客様の前に立つから」——様々な事情で、痛みがあっても我慢して履き続けている。

そんな方がとても多いのが現実です。

 

 

2|痛みを放置し続けると、どうなるの?

「仕事だから仕方ない」と痛みをそのままにしておくと、足だけでなく全身にじわじわと影響が及んでいく可能性があります。

 

気になる症状

放置した場合に起こりうること

外反母趾の悪化

変形が少しずつ進み、将来的に手術が必要になるケースも

足底腱膜炎の慢性化

朝の最初の一歩に強い痛みが出やすくなることがあります

膝・腰への影響

足のバランスの乱れが膝・腰の不調につながることがあります

姿勢への影響

体全体のゆがみや肩こり・頭痛が気になり始める方もいます

日常生活への影響

仕事中の集中力や気分にも関わってくる場合があります

 

足の痛みがあると、偏った動きとなってしまい、身体の他の部位にも影響を与えることもあります。

「たかが足の痛み」と思わずに、気になる症状があれば早めにご相談いただけると嬉しいです。

 

 

3|今日からできる!パンプス痛み軽減の5つのポイント

すぐに専門家に相談できない場合でも、日々の小さな工夫で痛みが和らぐことがあります。

ただし、これらはあくまで「その場の対処」です。

痛みの根本にアプローチするには、専門家と一緒に原因を探っていくことが近道になる場合があります。

 

① 自分の足のサイズを正確に知る

多くの方が「思い込みのサイズ」で靴を選んでいます。また足の長さだけでなく、幅(ウィズ)も靴選びには重要です。

自分の足の特徴を知ることが、靴選びの第一歩です。

 

② ヒールの高さを見直す

ヒールが高すぎると足への負担は増大します。

ヒールが高くて負担を感じるようであれば、職場の規定の範囲で、少し低めのヒールを選んでみても良いかもしれません。

 

③ 市販インソールで応急処置

「仕事中だけでも少し楽にしたい」という方には、市販のインソールを試してみるのも一つの方法です。

市販のインソールはクッション性を高めたりアーチをサポートしたりする効果があります。

一方で、足の形や靴との相性によって使用感や効果には個人差があります。

違和感が強い場合や、使用しても症状が改善しない場合には、無理に使い続けず、一度足の状態や靴との適合を確認してみることも大切です。 

 

④ 帰宅後のケアを怠らない

足湯(40℃程度で10〜15分)・足首のストレッチ・ふくらはぎのマッサージ・足指のグーパー運動は、むくみの解消と疲労回復に効果的です。

 

⚠️ 知っておいてほしいこと

上記の工夫はあくまで「その場しのぎ」になることもあります。痛みの背景には、足のアーチの崩れ・筋力の低下・靴との不適合など、複数の要因が絡み合っている場合もあります。「また痛くなった」「何を試してもすっきりしない」と感じたら、一度専門家にご相談いただくことをお勧めしています。

 

 

4|専門家に相談するとどう変わるの?当院の3つのアプローチ

当院では、「道具で補う」だけでなく「体そのものの機能を引き出す」という視点から、運動療法・足部計測・インソールの3つのアプローチを組み合わせてサポートさせていただいています。

 

🏃 アプローチ①:運動療法で「自分の足で支える力」を取り戻す

当院のアプローチの中で、特に力を入れてご提案させていただいているのが運動療法です。

パンプスを長期間履き続けると、足の指を動かす筋肉・足底の内在筋(土踏まずを支える小さな筋肉群)がうまく使えなくなってくることもあります。

これにより痛みが生じているようであれば、足の運動を行うことが症状改善につながる可能性があります。

 

🔍 アプローチ②:足部計測で靴選びのアドバイス

運動療法で筋力や柔軟性が向上しても、靴がその方の足に合っていないとなかなか痛みが改善されないことがあります。

当院では足のサイズを計測し、歩き方の様子も踏まえてその方に合った靴選びのアドバイスをしています。

 

・足の長さ・幅・足囲の測定

・アーチ(縦・横アーチ)の形状と崩れ具合の評価

・かかとの傾き(回内・回外の度合い)の計測

・歩行動作の観察、分析

 

これらのデータから、あなたの足の形に合ったパンプスの選び方(サイズ・ウィズ・ヒール高・形状)について、一緒に考えさせていただきます。

 

👟 アプローチ③:オーダーメイドインソールで「動きを変える」

必要な場合には、あなたの足・歩き方に合わせたオーダーメイドのインソールの作製をご提案させていただくことがあります。

パンプス専用に設計したオーダーメイドインソールは、薄く・軽く仕上げながらも、足への圧力の分散やアーチのサポート、かかとの安定性を助ける可能性があります。

 

※インソール作製は保険適応外となります。

もともとインソールが入っており、取り外しができるパンプスですとインソールを作製可能です。

パンプスの形状によっては、作製が困難な場合がございますが、まずはご相談ください!

 

運動療法で何が変わるのか?

当院の運動療法では、「足を鍛えるだけ」にとどまらず、足・膝・股関節・体幹など全身を意識しながらサポートするよう努めています。

 

ターゲット部位

主なアプローチ

期待される変化(個人差あり)

足指・足底筋

足指グーパー運動 ショートフット運動

横・縦アーチの支持機能の改善、外反母趾の進行を抑える可能性

足首まわり

足首の柔軟ストレッチ

足首の動きの改善、歩行時の安定感が増すことも

ふくらはぎ

カーフレイズ(かかと上げ) 

足底への負担が和らぐことも

股関節・体幹

骨盤の安定化エクササイズ 

体幹トレーニング

体重のかかる部位をコントロールできる可能性

 

「自宅でもできる」から続けられる

当院の運動療法では、院内での指導に加えて、「自宅でも無理なく続けられる」ホームエクササイズをご案内しています。

難しい動きは取り入れていないので、テレビを見ながら・仕事の休憩中・就寝前のちょっとした時間でも取り組んでいただけるものをお伝えできればと思っています。

「運動習慣がない」「体を動かすのが苦手」という方もどうぞご安心ください。

最初は1日5分からで十分です。理学療法士が一人ひとりの状態やペースに合わせて一緒に進めていきます。

 

 

5|当院での流れ:はじめての方も安心

「整形外科みたいなところはハードルが高い」「何を相談すればいいかわからない」というお声をよく聞きます。

当院はそんな方にも気軽にお越しいただけるよう、丁寧な対応を心がけています。

 

STEP 1|ご来院・医師の診察

まずは、医師による診察を行い、足の症状について医学的評価を行います。

症状によっては、理学療法士によるリハビリ(運動療法など)についてご説明し、担当理学療法士の予約を取っていただきます。

 

STEP 2|理学療法士による問診・身体の評価・運動療法プログラムのご提案

どんなときに痛むか、職業・生活スタイル、これまで試してきたことなどをじっくりお聞かせください。

あなたの状況をしっかり理解することから始めさせていただきます。

足の状態・その方の症状に合わせた運動プログラムをご提案します。生活スタイル・仕事の内容なども踏まえたホームエクササイズもご提案します。

 

STEP 3|足部計測

靴の影響が疑われる場合には、足のサイズを測定し、靴が合っているかどうかを確認します。

必要な場合には、足の特徴に合ったパンプスの選び方についてアドバイスいたします。

 

STEP 4|オーダーメイドインソール作製(ご希望の方へ)※自由診療

ご希望や状態に応じて、あなたの足・歩き方に合わせたインソールの作製をご提案することがあります。

インソール対応ができる靴、できない靴がございますが、できる限りご要望に沿って調整させていただきます。

 

STEP 5|経過確認・フォローアップ

運動の取り組み状況・インソールの使い心地・痛みの変化などを確認しながら、必要に応じてプログラムを見直します。

一度ご来院いただいたら終わり、ではなく、できる限り継続してサポートさせていただきます。

 

 

6|よくあるご質問

Q. 運動は苦手なのですが、ついていけますか?

ご安心ください。当院の運動療法は「スポーツ選手向けの本格トレーニング」ではなく、足の機能の回復を目的とした穏やかな動きが中心です。

1日5分からスタートでき、痛みが出ない範囲で無理なく進めていただければ十分です。

 

Q. パンプスを履いている間だけインソールを使えますか?

もちろんです。パンプス用に薄型で作製することも可能ですので、ヒールのある靴にもできる限り収まるよう工夫させていただきます。

 

Q. 外反母趾は手術しないと治りませんか?

変形の程度によりますが、軽度〜中等度の場合はインソール・靴選びの見直し・運動療法(足指の強化やストレッチ)を組み合わせることで、進行を穏やかにしたり、症状が楽になる可能性があります。

まずは一度ご相談いただけると、状態を見ながらご説明できます。

 

Q. 子育て中で時間がないのですが、どのくらいかかりますか?

初回は40分、お時間をいただきます。

2回目以降の所要時間、スケジュールについては症状などに応じて調整させていただきます。

 

 

おわりに:足の痛みは「我慢するもの」ではありません

パンプスを毎日履いて働くことは、それだけで足に大きな負担をかけ続けることです。

「仕事だから仕方ない」とずっと我慢し続けなければいけないわけではないかもしれません。

自分の足の状態を正しく知り、合った靴やインソールを選び、足を支える力を少しずつ取り戻していく——そのお手伝いができればと思っています。

「一度、自分の足をちゃんと見てもらいたい」と思ったら、それがタイミングです。

当院では、あなたのペースに寄り添いながら、一緒に解決の糸口を探していきたいと考えています。まずはお気軽にご相談ください。

 

📞 当院へのお問い合わせ 011⁻773⁻1570

足の痛みでお悩みの方は、まずはお電話からご相談ください。

「足のことで相談したい」とお伝えいただくだけで大丈夫です。

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