ゴルフをするたびに肘の外側が痛む… ゴルフ専門トレーナー資格を持つ理学療法士による外側上顆炎のサポート
2026.6.30
ラウンド後に肘の外側がじんわり痛む、マグカップや荷物を持つと違和感がある——そんなお悩みを抱えるゴルファーは少なくありません。実はこの痛みは「ゴルフのしすぎ」だけが原因ではなく、ゴルフ動作における身体の使い方やスイングの癖が関係していることもあります。本コラムでは外側上顆炎の原因と病態、当院のサポート内容をわかりやすく解説します。
外側上顆炎とは何か
肘の外側にある骨の出っ張り「外側上顆」には手首や指を伸ばす筋肉(前腕伸筋群)が付着しており、中でも短橈側手根伸筋の腱が特に障害を起こしやすい部位です。腱付着部に繰り返しストレスがかかることで小さな損傷が積み重なり、慢性的な変性が起こります。これが「外側上顆炎(テニス肘)」です。
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段階 |
主な症状 |
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初期 |
ラウンド後のみ痛む・翌日には回復する |
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中期 |
ラウンド中から痛む・日常動作にも違和感が出始める |
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慢性期 |
安静時にも鈍痛・握力低下を感じる |
「翌日には痛みが引くから大丈夫」という初期段階こそ、最も早く回復できるゴールデンタイムです。
なぜゴルファーに起きるのか
インパクト時には、前腕伸筋群は急激に引き伸ばされながら収縮します(伸張性収縮)。これはラウンド1回でスイング数100回以上にわたって繰り返され、以下の3要因が負荷をさらに高めます。
・強すぎるグリップ圧:「しっかり握る」ほど前腕伸筋群が常に緊張し、腱付着部へストレスが蓄積する
・ダフり・ミスショット:地面からの想定外の衝撃が手首→前腕→肘へ一気に伝わる
・手打ちのスイング:体幹・股関節の回転不足を前腕・手首で補おうとし、過剰な負荷がかかる
当院のアプローチ
JGFO公認ゴルフトレーナー資格を持つ理学療法士が2名在籍
ゴルフ動作に関する専門知識と理学療法士としての医学的知識を活かして、肘だけでなく全身の動きやスイングを評価しながら、肘に負担をかけている要因を探します。
・グリップ:握り方・強さ・手首の角度のクセを特定
・スイング動作:バックスイング〜インパクト〜フォロースルーの手首・前腕・肘の使い方を確認
・全身の連動性の評価:体幹・股関節の回転が活かされているか、代償動作の有無を確認
・身体機能の評価:関節可動域・筋力に加え肩甲骨・体幹・股関節の柔軟性も確認
このような症状がある方は、一度医療機関の受診をご検討ください。
・ゴルフ中・後に肘の外側が痛む
・湿布やサポーターだけでは改善しない
・タオルを絞るなど日常動作でも痛む
・同じ場所を繰り返し痛めている
よくあるご質問
・ゴルフを完全にやめないと治りませんか?
初期〜中期段階であれば、ゴルフを続けながら治療・リハビリを進められるケースが多くあります。「何をどこまで続けていいか」を専門家と相談しながら進めることが重要です。
・湿布と安静で様子を見ていてはいけませんか?
急性期の炎症には安静・消炎が有効ですが、慢性化した腱変性の段階ではより積極的なアプローチが必要です。「翌日には痛みが引く」段階でも、早めのご相談をおすすめします。
まとめ
・動作の問題で生じている外側上顆炎は、湿布・安静だけでは改善が難しい場合がある
・グリップ圧・ミスショット・手打ちのスイングが肘への負荷を高める要因
・「翌日には痛みが引く」初期段階が最も回復しやすいゴールデンタイム
・当院にはJGFO公認ゴルフトレーナー資格を持つ理学療法士が2名在籍し、医療とゴルフ動作の両面からサポート
「これくらいで病院に行くほどじゃない」と思っているその肘の痛み、ぜひ一度ご相談ください。



