かがむと痛い腰、反らすと痛い腰、その違いを知っていますか
2026.7.15
同じ「腰痛」でも、かがんだ時に痛むタイプと、反らした時に痛むタイプがあります。どちらが原因かによって体の中で起きていることは異なり、対策のポイントも変わります。本コラムでは、その見分け方と当院のサポート内容をご紹介します。
動作で分かれる、腰痛の2つのタイプ
痛みが出る動作によって「かがみ系(屈曲型)」と「反らし系(伸展型)」に分けられ、つらくなる動作と楽になる動作が2タイプで逆になるのが特徴です。
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タイプ |
つらい動作 |
楽になる姿勢 |
よくあるシーン |
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かがみ系(屈曲型) |
顔を洗う、 |
背筋を伸ばす、 |
デスクワーク中心、 |
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反らし系(伸展型) |
伸びをする、 |
前かがみで座る、 |
立ち仕事中心、 |
「湿布で様子を見ているが、良くなったり悪くなったりを繰り返している」という段階こそ、タイプの見極めが改善への近道です。
タイプ別の対策ポイント
かがみ系(屈曲型)
長時間の座位や股関節まわりの硬さで、腰の丸まりに負担が集中しやすいタイプです。1時間に1回は立ち上がって軽く体を反らし、股関節・お尻まわりをほぐすことを意識しましょう。丸まった姿勢での重い物の持ち上げには注意が必要です。
反らし系(伸展型)
反り腰のクセや体幹の弱さで、腰の反りに負担が集中しやすいタイプです。お腹まわりに軽く力を入れる意識を持ち、立ちっぱなしの時は座って腰を丸める休憩を挟みましょう。反らす方向のストレッチのやりすぎには注意が必要です。
当院のアプローチ
理学療法士が、腰そのものだけでなく全身の動きを評価しながら、腰に負担をかけている要因を探ります。
・動作評価:どの動きで痛みが出るか、前屈・後屈・回旋それぞれの動作を確認
・姿勢評価:反り腰・猫背など、日常的な姿勢のクセを確認
・関連部位の評価:股関節・体幹の柔軟性や筋力、代償動作の有無を確認
・生活動作の確認:デスクワーク・立ち仕事など、日常でどの姿勢を取る時間が長いかを確認
このような症状がある方は、一度医療機関の受診をご検討ください
・かがむ動作、または反る動作、どちらかで明確に痛みが出る
・湿布やコルセットだけでは改善しない
・痛みが出たり引いたりを繰り返している
・同じ場所を繰り返し痛めている
よくあるご質問
セルフケアのストレッチをすればよくなりますか?
タイプによって、有効なストレッチの方向は異なります。自分のタイプと逆方向のストレッチを続けると、かえって負担を重ねてしまう可能性があります。まずはタイプを確認し、適切なケアを行う必要があります。改善がみられない場合は一度医療機関でのご相談をおすすめします。
湿布と安静で様子を見ていてはいけませんか?
急性の痛みには安静が有効な場合もありますが、動作による負担が繰り返しかかっている場合は、安静だけでは根本的な改善につながりにくいことがあります。「良くなったり悪くなったりを繰り返す」段階であれば、早めのご相談をおすすめします。
まとめ
・かがみ系(屈曲型)・反らし系(伸展型)で、負担の要因や意識したいポイント・注意点が異なる
・自分のタイプと逆方向のセルフケアは、かえって負担を重ねる可能性がある
・当院では理学療法士が全身の動きを含めて評価し、タイプに応じたサポートを行う
「これくらいで病院に行くほどじゃない」と思っているその腰の痛み、ぜひ一度ご相談ください。



